単孔式胸腔鏡手術(ユニポート VATS/Uniportal VATS)とは?

単孔式胸腔鏡手術(UNIPORTAL VATS)とは?

単孔式胸腔鏡手術(UNIPORTAL VATS)は低侵襲手術の術式のひとつで呼吸器外科領域において小さな穴(3cm~4cm)1ヶ所のみで、すべての手術操作を行う胸腔鏡手術のことです。
従来の胸腔鏡手術用医療器具で手術することは難しく長くてシャフトが曲がった専用の器具(ユニポート鉗子 平和医療器械)を使用することで安全に手術が出来るようになってきました。
2011年の肺がんに対する単孔式胸腔鏡手術の報告(Gonzales)を契機に急速に広がっている手技で今後ロボット支援手技とともに大きな可能性を秘めた方法と言われています。

開胸手術(後側方切開)、胸腔鏡下手術(VATS)/ロボットとの違い

単孔式胸腔鏡手術の利点は、開胸創が極力小さく出来ることで、開閉創の時間短縮と相まって非常に効率的に手術が行える点です。
単孔式胸腔鏡手術(UNIPORTAL VATS)では使用する道具、手術コストにおいて、これまでの多孔式胸腔鏡手術(MULTIPORTAL VATS)やロボット支援手術(RATS)よりも安価になります。
さらに数か所穴をあけてする手術に比べてダメージが少なく術後の痛みが少ないなど患者にとって大きなメリットがあります。

単孔式胸腔鏡手術(ユニポート VATS/Uniportal VATS)の別名

単孔式胸腔鏡手術は様々な名称で呼ばれますが、胸腔鏡手術、胸腔鏡補助下手術、胸腔鏡補助手術、内視鏡下手術、内視鏡手術、鏡視下手術、ビデオ補助下手術、ビデオ補助手術、ビデオ補助下胸部手術、ビデオ補助下胸腔鏡手術、ビデオ補助下胸腔鏡下手術、バッツ、VATS、video-assisted thoracic surgery、video-assisted thoracoscopic surgeryなど様々な名称で呼ばれることがあります。

単孔式胸腔鏡手術(ユニポート VATS/Uniportal VATS)が適応できる病状

肺葉切除、肺区域切除、肺部分切除、肺気胸,縦隔腫瘍など様々な疾患に対する手術が、単孔式胸腔鏡手術で行われています。

ユニポート VATS/Uniportal VATSを行った医師の声

高崎総合医療センター

吸引管の手元の調整口のサイズが大きすぎず小さすぎず丁度良い。1ラチェット目からしっかり噛んでくれてラチェット解除も容易。重さが軽くて使い勝手が良い。

医療機関

他メーカーで鉗子セットを組むとかなりの金額になり導入のハードルが高いが、平和医療器械のユニポート VATSセットだと導入しやすい。

ニュース・学会情報

日本呼吸器外科学会
日本肺癌学会
日本内視鏡外科学会
日本食道学会
日本外科学会
日本臨床外科学会
単孔式胸腔鏡手術研究会

お問い合わせ等について

ネット会議でのデモやLINEでのご相談などを行っております。
製品についての疑問等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。

お気軽にお問い合わせくださいContact

チャットでのお問い合わせはこちら

※チャットを閉じられると、当社側から連絡が
取れなくなってしまいますのでご注意ください。